心感デッサン

心感デッサン
2019.11.1
(2020.リメイク版)

空に 浮きし 漆黒蜘蛛の
 不気味なり 

網は 脈々 揺れている
 捕らえた 獲物を 狙い 近寄って

毒を 喰らわば
 我 微塵と 化すだらふ

呼吸 早々 地にて 苛立ち
 眼は 一点を 凝視し

わたくしに 誰も 触れてくれるな
 全ての 清いものは
我が 内にて 醜い 斑 と 化す

嫌な事から 懲りて 逃げ
 また 其所を 目敏く 指摘して

何故、今日のやふな
 澄んだ 紅い 夕暮れに 
誰しも 成り得ぬのか

其の 余計な 口を 閉口させ
 此の耳を 切り裂いて しまいたひ 

怒りは 山をも 唸らせ
 生きている『証』を 記す

人間で ある故に
 感情は 衝動的に また 津波に 成りて 

後から 激音に 代わり
 終わることなく 押し寄せ 続く

火花 散る
 剣が当たり 弾けし 繊砕 の 血 

冷静の 仮面内 には
 燃えるやふな 炎 が メラメラ うごめいており

死人 いつでも 此処に 蘇る

消え失せた ピエロ
 皆に 全身全霊 何を 伝えん

笑い 泣き 色 は 蝶 に だけ つけられる

殺意 に 着色しす
 我 の 心情

夜明けを 待ち 雑巾は 眠る
 瞼に 忘れがたひ 光射し

歪みは 溶け 同じやふに
 忘れ往く者

また 繰り返し
 何の意味があろうか

月日と共に 髭が 伸びた
 わたくしが 救われるには

最早 消滅しかなく
 誰もの 脳裏から 消し去る事こそ
ほんとうに 逝くべき 路であらふ

血縁である者すら 理解されぬ
 でくのぼう 変人 と 云われ

何のために 生を 受けたのか
 其すら 疑問に 感じ

天道が 指す 路
  我 孤独に 行かふ

魂は 寄り添ひ 貴方に 従ひ
 緑から 黒に 平行せん

其所に 貴方と 同様
 心 惹かれ

『故郷』の 深い 味 とする
 また 去っていく 足跡 付けたり

さようなら…

我 貴方と 共に
 真 の 魂心 探さふ

わたくしには 此しかないのだ
 見つめていて 必ず


私は 無駄を 省き
  まことを 貫かんことを

新芽と 共に 息吹き
 枯れ葉 の やうに 散り
清流 と 同に 向かひ

最期は あの 青空に 浮かぶ
 真白な 綿雲と 遥か 流れ

わたくしは 『永遠』 に
 成ります…  

art chacrol and peam gllary

絵も詩も芸術の全てとして向かいます

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