心感デッサン
心感デッサン
2019.11.20→(2020.11.20)
リメイク版
by フロッグモートン
-はじまり-
〝聖杯の純白な青は 心中の闇すら
謎を解き明かす〝
『寝言の内に 輪廻の入り口
久しぶりに君と こんにちは
名残り火 未完成の感性が
山道 林道 夕暮れに
僕の中に 燃え盛り メラメラ
何にでも成れる力に変えて
弱い夜 貧弱な息 そんな時も
唯一 身を委ねられた 日々
猿の感謝 虹を越えて
ハヤテ 間違った信じ込む希望
温めた卵 最近はどうしたの
灯火も精魂も 尽き果てた姿
僕は宿り木をバネに
もう飛び越えてしまったよ
また逢ったら今度は君に捧ぐ』
-ここまで-
-終生-
寂聴の 音色は 高揚し
明日の か細き 虫の息に 懸ける
病弱は 腹をも 膨らまし
見へずとも在る 『絆』 深々に 絡ませ
無駄な 雑音 新世紀に 残らず
歓喜 惨殺 目の前に 出でし 現実
下り坂 杖が鳴る 葉音より 緩やかに
一歩を 確実 大切に 愛しみ
どうどう 突風は
黄の カラカラ 脱け殻群 を
輪のやふに 四方 遊ばせ
ぶわお 全てを 天へと 吸い上げた
貴方の 冷えし頬 と 手の平
わたくしの 燃ゆる 情熱と 心象を 混ぜ合わせ
地平に 戻す
其こそが 寄り添ふ 命 の 灯
貴方の 糧で 居られるならば
魂を 投じやふ 証明してみせませふ
此の 遠吠へに 誓ひて
せせらぎの下には 花畑
誰が逝く 耳も目も 沈黙のまま
立冬 全てが 明白になる
身ぐるみ 剥がされ
誰しもが きっと 驚愕す
独りが 怖ひ わたくしに
神様 どふか 思し召しを…
片腕もげし 明日とは
恐らく 闇ばかり
曇天 と 苦痛
其しか 残りはせず
巣立ちするには 遅すぎた
『此の 小さき 手は
赦す 心 を 祈りしもの』
『此の 細き 指は
天に 架かる 虹を なぞりし 希望のもの』
破壊神 我の心身
立ち止まり 振り向く 故郷に
寂涙と 思ひ出を 抱きて
永遠に 深き眠り
残酷に もたらしせしめん…
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