心感デッサン
心感デッサン
2020.12.6
合掌した "手" は
嘆願 の "意" を 示すが
揺れる 洗濯機 に 背を向け
薄汚れた 反旗 無限 毒煙 と 化す
楽 など 無く
どの 路 一歩は 困難で
狂乱 に 渦巻く
小さき 箱の中で 怯える 鼠
乗り合わせた バスに
偶然 遭った 者達 ならば
帰り道は 本来
優しひ 筈なのに
孵化 出来ぬ 交差地点
どうさやふもなひ
悶え抜く 勝敗者 は 此処だ!
毎夜 秘かに
神経麻痺薬 打ち込んでは
骨より 不純物 を
吐露 してゐる 生き物
未々 人間臭さ が
拭ひきれずに 果てを 目指し
"赦す" とは
未完成 だからこそ
神与 の 慈悲 を 乞ふので
"願ひ" を 胸中 抱きて
健気な 自然純命 に
習ひ 従ふて 生きる 業 成り
未知光 一点 此の 足形
選び 照らす ならば
子々孫々 後世 遺り繋ぐ
我が、 "心感" よ
喜び 溢れ 震えだす
ヒバリ と 成りて
遥か 天まで
大気圏 の 謌 に 乗れ…
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