心感デッサン
心感デッサン
2021.4.7
by frogmorton
"生きている事だけで
素晴らしいことなのだ"
花は 何を 語らずとも
春雨に 叩かれ
突風に 捻(ねじ)られ
何故に 其れ程
微笑み 天を 仰ぐのか
わたくしの 生 を 授け
繋がりし 血肉は
故郷と 共に
葬り去った
呼吸する 浮き草は
手枷足枷 闇に 這う
道端に しゃがむ 綱渡り
湿気煙を 大切に 吸う人よ
生きる 矢印
『自由』を 選んだのか
わたくしは
息を 殺し 笑うのだが
此の 胸中 に 溢るる 『心感』は
涙さえ 枯れ果て
産声を 一声 放ち
永眠 するのだろう
罪無き 小さな 生き物が
悶え 苦しみ 命 散らす様
神様…
彼等が
何を したのか
わたくしは
心誓、欲っする物など
今や 何も ありません
貴方が 此の 腕を
足を 肉体 全てを
必要ならば 捧げましょう
誰彼の為
微塵 と 成り得ます
付けた 足跡は 悔い無く
どれも 光 と し
輪廻 の 果て に
神道 を 往き
本来 有るべく
永遠 の 真魂 で
初めて
"生きる" のです
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