心感デッサン

心感デッサン
『宇中真理』
碧い漆黒の莫大な壮大な空が
 降ってくる 降ってくる

私の眼の水晶体を同色に覆い込み
 一体化する 一体化する

天に白い聖杯の雲が
 滑らかに行き交いする

白と碧の切れ間に
 一粒の銀がチカチカ点滅する

この天が広がる寂しい大地に
 一人立ち尽くせば

畑も沈として黒々天に仰げば
 脈々と固く遥か遠くの梢も
黙っている 黙っている

私の全生命を腕に掲げて
 偉大なる碧なる天に想いを馳せる

私は何とちっぽけで貴方から見たら この大地に微量な一粒

細かな心情も息奮闘も
 貴方からすれば宇中塵の一つ

私はまだ見ぬトウモロコシの
 小さな苗がそぞろに天に向かい

夏には黄色一杯の笑う向日葵一面の
 陽を散々と浴びて

トウモロコシの緑の茂みが天に向かい 地に根を張り

凛と銀の青空に向かう力強い姿が
 私は見たいのだ 見たいのだ

大地と宇中の調和の旋律
 弾き語りたい 届けたい

この広大な神秘の果てしない
 そんな彼方へ眠る翼広げて
    
  
 
  
  

art chacrol and peam gllary

絵も詩も芸術の全てとして向かいます

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