心感デッサン
2019.8.4
青々と息吹く尖り 又 楕円
黒茶が緑に万華鏡そわそわ
大きな白いフサフサが近づくと
ひょいと茂みに避難する尾
此の自然のトンネルを潜れば
ギラつく光が眼に突き刺さり
野草探し 野生の影が横切る
いつまで此の風景は灯りを保つ
宵 下限の月は照れながら
あんな遠くに顔を背けて
チラチラ陽炎揺れる蜃気楼
ガラスが開くと冷風足に触る
振り返れば片眼を病んで必死に
木炭を握り模索していた
疎遠にはなれなくて ぼやけて
何もかも崩壊した世界があった
時は色づいては褪せて
破片を宇宙と異次元に振り撒いて
其を泣く泣くかき集め
ひとつの路に練り上げて
空虚と新生 零れた粒から得た
小石の集合体 円を描き
広がって繋がる 其は誠
貴方も あの虫も其の世で同体に成る
心よ涙という汗を忙しく忙しく
かいたなら 光輝き
蒼い灯と成りて永遠に
其所で灯ることでしょう…
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