心感デッサン
2019.8.4
瞼が眼を潰すとまた現れる
無数の蛍の群れ
暗黒にはびこる ぼやけた無数の淡い粒達
現世はいよいよ暗く 苦い
心感は電波搭のよふに
昼も夜も厭わずに 張り巡らされ 何かを呼んでいる
何もない 探そうども 其処にあるのは
白熱灯 縦に 横に均等に並ぶのだ 求めるのは
狭間 現世から飛び立つ幻
誰が私を見るだろう 私は最早
瞳を閉じる者なり 只 足だけは地を刻み
肉体は 空に浮き 全てが幻想
紙幣さえ 夢に紙切れと散る
黒空だけが 程よい風に声を吹き込み 私を生かす
あぁ 何と 空虚で意味深な宵
足は絡まり 背負った荷物の
切れ端が腕に絡まり『遊ぼう、遊ぼう』と 私を誘うのだが
私が眼をハッキリ醒ますのには
鉄の人工物にもまれ
痛いと感じる時に 我が身の現実を知るであろうや
私の息吹は 詞に成りて
忙しく忙しく深い深い海の底から 光注ぐ天の道筋へ
掻き分け 背鰭を付け
いつか あの方と 同目線で
同じ感性存在の意味を
分かちかう 溶ける其の時まで
私は 涙に枯れ果て
其の詞に 雫を垂らし又感銘し
炎を燃やし 虹が凛と
天に立つ頃 一番鳥が鳴き響く
そして 私は 貴方を追う
貴方の世界は まことを見つけ
新たな感性を待っている
再来か 乗り移る時もあり
私は使命遂げるまで
貴方の灯に全身全霊注がん
意図を継いで 超越してみせん
雪の下から 顔を出す
フキノトウのよふに
さほど疎い未熟者でせうが
私には見えませう
貴方の放つ優しさが
又 貴方の声が聴こえましょうや…
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2019.08.04 21:18