心感デッサン
2019.9.15
枠にはめられた季節の移り模様
小さな硝子越しに教えてくれた
ほら、2つの紅い実がなってる
貴女の目線と重なった
翼を知らない人 羽が届かない人
意味があるようで無い涙をぽろぽろ溢す
悲痛な叫び
声は期待を裏切り瞳の奥の純粋
当たり前で初めて知るような
背中をさする事しか出来なくて 世界の電波 バラバラの蟻
自由を知らない固着した玩具
百回でも何千回でも笑顔で応えるよ
痒いところに手が届かなかったら
私が出来る限り掻いてあげる
『出来ること』
いつ逝くか 彼の世すら見ていない
一秒先が未来から過去に
移り変わるのすら
どうでもいいんだね
彼らの頭の中を顕微鏡で覗いてみたい
ある意味不幸で ある意味幸せ
叩いていいよ
其でうっぷんが晴れるなら
従った謝罪なんて要らないよ
私には喜びとわずかな規則の範囲での
癒ししか与えられない
密室ですれ違いの繰り返しキャッチボール
何で私は 休息ですら夢見ですら
あの子達の事で一喜一憂して
心配の涙を溢さなきゃならないの
ひとつの目の前のお茶の楽しみ
貴方達には常識は通じない
親代わりの甘える事が出来る場所
私がそうなれたらなぁ…
次の食事だけが生き甲斐
自由と規則 どちらが幸せ?
窓を開けた 少しでも未知な世界が側に在ると云う意味で
棄てようと思った 何もかも
逃げようと決めて1歩踏み締めた
でも でも 私には出来なかった
君たちには解ってる
私にも伝わってき始めた
声の出ない カナリアの訴え
無垢で したたかな その中身を
私は弱いよ 強く成れない
もろくて 黒い影を呼んで
殻も味方につけて 逃げ場所を
常に手探りしてる
話をする相手が居ないから寂しいって
あの子からも貴女からも聞いた
誰が無理なら 私が必ず聞いてあげる
何度でも
神様だけは知ってる
こんなに無限な一部のミクロの真実を
中秋の光満ち溢れる新月の
喜びを感じたなら分けてあげたい
だんだん夕暮れから闇夜に
移り変わる時期
君たちに さよなら言って また 明日ねって告げて
日々が絆を深める不安に
色付いた 褪せた黄色や緑
目が合って『明日も来る?』なんて
うなずいて鍵をひねる
どこまで届くかなぁ…
神様 私と彼等に心からの祝福を…
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2019.09.18 07:45