心感デッサン

2019.10.4

昨晩から脳内に剣山を持った
怪しい者が現れ 
グサグサと四方八方突き刺すから 
内臓まで連動して 
絞った雑巾のよふに 悲鳴をあげるのだ

秋空は澄んだサイダーだった
 覗いた指先の隙間を切り取り
二層の薄青と白き泡の 
原型は其処に留まりて 
私に『無限だ』と云ふ

半ば魂心は 抜けかけようとしている
この生命に 貴方の筆跡を追えば追う程 
悲しみ 願い何を悟ったか 
鼓膜をノックして 
私に知らしめるのだ

コロナはまだ痛く頬を射すが
 呼吸は汗に変わり浅く速く
濁点と音符が並列する 
此の羅列にも 
団子になった獣も
 私の霊感を困惑させる印

『命』と名の付く 全ての透明な灯火は
 砂糖水と成って 
また息吹く連鎖に 何を祈るのか
 心が 開眼する 頭の中に 宿る蠅が 
路を選択させるのだ

こんなに澄んだ透明は
 生気を含みフワフワ漂っている
 
銀河も 人も 野良猫も 蟻も

天の心にもくもくと沸き出す
 ひとつの煌めく星と成りて

蒼白く燃ゆる灯に
 世界にエネルギーを放て…  
 

art chacrol and peam gllary

絵も詩も芸術の全てとして向かいます

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