心感デッサン

2019.10.6

心の静脈に守られた血眼を開く
 ほら 赤と紫が天に成り
黒雲 連れてきた にの腕に硬い悲鳴を与えて

まだ追うか 霞んだ獣道を
 振り返れ  ほら ハッキリとした 
ネズミの進化の路が出来ている

目覚めの悪い曇天 街に溶けて
 天が墜ちる 逆さまになる
秋風よ 灰色に染めるより 猫じゃらしの薄茶で顎を撫でてくれ

南極の白光 亜熱帯の積まれた残骸 
印は遺そう ただ 次に付ける足跡は 透明な色の 新種の味 其はいつか輝く

冷たい水で まつ毛を弾いた
 おはようとただいまを
朝日と夕日程 繰り返したなら
揺れる窓に背中を押し付け 眠る

景色が過去から未来へ流れて
 並行のスピードに乗るのだ
人魂が蠢き 骸骨は腰を曲げ
 瞬きをしたなら 坂道 もう鈴虫 出迎えて

操縦不可な瞼 時間が存在するから 見えない場所で君は 息をする 生息して 
自分の宇宙の風を吹かせる

ふつうが欲しい
 ふつうが欲しい

一呼吸したら 
 貴方のほんとうとまことの路を
探し当てようか

其処から 見えるかい
 私の真剣な喜劇と終焉が

満天の銀河よ 私に降り注げ
 両腕を空に広げよう

貴方の道しるべにいざ行かん…
      

art chacrol and peam gllary

絵も詩も芸術の全てとして向かいます

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