心感デッサン

心感デッサン2019.12.2

銀河の砂時計の一粒キラリ
 神様の吐息 綿飴クラゲ漂う

ノミに頬ずり 縦に丸くなり
 キウイが二つ 耐えている

灰は赤を圧制し 緑は褐色に成り 
小石 不意に足の裏転がし

排気口から錆びた銀が垂れる
 同じ宝石は葉から 零れ

其の均一な大気の微粒子を
 景色 気配を消して見守り

ゴトン ゴトン 魂の集合体
 代わりばんこ 知らんぷり

争って散った羽に 斑ビー玉光る 
ホームの巡回鳩は クルクル

紐がくい込む肩に 鉄棒は優しい 
うつら うつら 揺られて

紺の世界に 薄い 濃い 白達が 
熱から火種と広がり溶けていく

あの砂漠で朽ち果てた
 ブリキのロボットはどうしたろう

憧れの海目前で 電波を宇宙に
 ピピピ…ピピピ…発信して

洞窟から出られないトカゲは
 虹色の遥か彼方を夢見てた

心が眠る カビにまみれて
 きしむ関接を扱う術

カタツムリに成りたい志し
 冷やされた風が首に心地良い

雨上がり 真っ赤な夕焼け
 其れが見れたから

もう此れ以上何を望もうか
 故郷であろう 真上に広がる

美しい 自然の慈愛の恩恵に
 見とれ黄昏て 生きる意味を知る… 
 

art chacrol and peam gllary

絵も詩も芸術の全てとして向かいます

0コメント

  • 1000 / 1000