心感デッサン
心感デッサン2019.12.22
-告白-
天地も練り込まれた 漆黒の突風
鼻腔の奥に拡がる目眩の粒
pota pota 不整脈なリズム
黄色は猫の眼に成り 道しるべ
花は陥没し 闇夜にほろほろ
体中から雫を垂らし うなだれて
冷々 裸一貫 やっている 指の隙間からも 神様の光は届かぬまま
居るはずもない 無限の烏を探すのだ
水中メガネは外さなかった
斑の点々は 空から落ちる涙の印
裾は冷たく 逆流を進む
さざ波の法則を知った日
其はキラキラ輝いていた
冬虫すらねぐらで休息する そんな夜に
何をそんなに怒り泣く
私は 幸い生かされているのだ
ありがたく 深呼吸させて頂き
どうどうとした悩める困惑な木々に
白き儚い息吹きを返す
ウサギの鼓動 砂嵐の速度
誰が聞くか 私には痛い程 感ずる
じめったい乾いた季節を走り
固い地面の底 緑の声は着々と下準備
浮かんでは消える揺めきの志向
あまのじゃくな生き物
電灯には映る一瞬の針の軍団
気付かぬフリ 埃を道連れに
許されぬ よろけて付いた傷を
明日は感謝状に記し
また、始まる 終焉しない解決策
くねくね何処へ行く 根なし草
あの穏やかな真っ青の中
漂う自由な霞む浮き雲に己を投影し
この身 微塵に 散らばれば
本物の命が 永遠に
地に 草に 木々に 山に降り注ぎ
全ての生命の糧となり
私は『ほんとう』と『まこと』の
己に逢いましょうや…
0コメント