心感デッサン

心感デッサン2020.1.30

風来坊はコートを脱いだ
 宇宙に大穴を開け『fuji』の純青と白が 天を覆いつくす

求め続けた理想の 
引っ込み思案なもくもくは 背伸びをして
 フライング 自慢気 照れ隠し

生命を食べる緑の生き物
 そのまま無限に何処までも絡まるか 
小さな金色 優雅に うねうね

影と肉体 1m 真円の底 離れても一体化 血管の赤と青が目眩く 
一軒家に成りすまし 競争中

外見の 不釣り合いな健康体
 置き去りの仲良し 錆びた三本 
深緑の護身、聖地に棒が六つ 心惹かれ

故郷の峰々が 此処から 
心象を微動だにせず 誘惑すらなく
勿体ぶって 背比べ

夜光虫 気まぐれ 目覚めたピンクに誘われ まだ痛くないビカビカ 
伏せながら光合成

犬が闇に変化 その眼は
 ピカピカ緑のまばたき ぱちぱち 
黒い小人は跳ねて消えていった

有り余る富の中 興味本意で潜り込み 
涙混じりの命の糧
 しげしげ 2g  ため息ひとつ

上を向いたら 描きたい絵が 其処に存在し 『うん』と納得、うなずき 
まぬけなあくび

くい込む 繰り返す鋭い刃に悩まされ 
手術には 蜂の群れを使用 
四方突き刺し 解決はせず

赤、水色、漆茶、手招きの罠 
眼にて追うだけ キザに真っ直ぐ 
疾風と成り 軽々突き進む

滅び損ねた獣 まだまだ吠える宣言 
湿気ったダイナマイトは
まだ生きていた

分身が待つ 貧相な安堵の地
 隙間から 影絵を呼び込み
うたた寝 まさに人生の原点

ひたすら伝えるもどかしさを
 色付けしたなら
壊れながら 掟を破り

張り詰める氷に 閉ざされた
 心の救済を

私は やがて訪れる 春の 優しいそよ風と成りて

溶かし続けていく事を
 今 此処に誓いませう…      
 

art chacrol and peam gllary

絵も詩も芸術の全てとして向かいます

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