心感デッサン
心感デッサン 2020.4.18
-命源-
天にて 怒りの 豪涙 在らば
わたくしも また 虚ろな 眼差しを
揺らし 其処に 伏せる
懐かしき 澄んだ 青と 橙の 光
笑顔に射せば しっかりと
『命の源』ぞ 溢れんばかり 感ずる
小さな 塵の 隅っこに 翻弄され
立派だの 情けないだのと 心象は 嘆くが 新緑の 力は 何より 強く
濡れた 地は みるみる 乾き
雫 浴びし 木々や 葉は
艶やかに 歌を乗せ 透明エネルギーを 生み往く
小さくも 大きくも 等しき
『魂』 の『輪』は 止められぬ叫びをも 飲み込み 無限の 神の心中にて 宇宙さえ驚愕し 存在 印す
あちらこちらに 管が 伸びて
血潮 と 結晶 とが
往き来していた頃 明日が 闇に 包まれたので
鼓動 の 愛おしさも 枯れ果てた
一筋の 線 すら よろよろした 骨の手で 固く 握り締め
白壁の 小窓にて 塞がれし
微かな 潤しき 『自然』を眼にて 流し込んでは 羽を 生やしていた
『此で、最期なのか…』
わたくしは 落書きの世界で
息をし 欲落と毒を 喰らい 偽善の 大切 を 吟って 此処に 居たのだ
惑星の 『自己軸』に 立ち
再び 開眼 し得る
いざ 蘇りし 御霊は わたくしにでなく 皆に 捧げん
『風よ 息吹きよ
あらゆる 木霊と成りて
すべての 生命 に
燦々と 降りしきれ…』
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