心感デッサン
心感デッサン
2020.6.26
-Bangladesh-
手をかざし 陽を 避けて
もやもやの 霧達に 揉まれ
知らぬ間に 中心から
眼を反らし
わたくしは 蟻 の 存在に
惹き込まれ
三時間先の 朝陽も 夕暮れさえ
くらくらの 全世界と成り
遠く 現実の 授かりし 宝物
作り笑顔に 雨が 降りしきる
『tasukete』
太く短く 根っ子は 伐ろうと
此の身 地に 伏せ 動かんとも
味噌汁 しょっぱい 涙味
優しくなった 大人になるまで
二つの足 自力で 芽をふき
恐るるな、新しき 一歩を 踏み出せ
血を 受け継ぎし 君とは
永久の 決別 ではなく
消えぬ 虹の 向こうで
きっと 再び 逢える 希望
ありったけの 声で 泣いた
弱虫 毛虫 意気地無
ピカピカの 純心 眩くて
二つの 感謝 失えず
優しさの 『ことば』は
掴めない 澄青 彼方へ 小さき 手を伸ばす
生き物とは 異なる 歩調で
呼吸 重ね また それぞれに 散って逝く物
下り坂 病みし 蘇る 力
神様から 借りて
抱えきれない 重石を 背負ったり
ふいに 枝が 分かれて
時は 膨らませたり
しぼませたり 未来すら
未知なる 明日は やってくる
誰に 捧げん 此の 我が身
-全うに 『宿命』 生き抜かん-
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