art chacrol and peam gllary
絵も詩も芸術の全てとして向かいます
2019.06
心感デッサン
2019.6.18あの大きな魚の荒んだ屍は 何処に行っただろう最後に見かけたのは 水路の溝の暗闇だった肋骨が太くて鋭くて剥き出しで 皮は剥げ 目は銀の硝子だった豪雨がやってきて水かさが増し どうどうと水面を飲み込んでいつも見掛ける鉄橋の上から 目眩ましする白光がさえぎる其の美しさ...
ハスキー『ペン画』
ハスキー『ペン画』
心感デッサン
心感デッサン
2019.6.6外気はこんなにも暑いのに 空にはチューリップが咲いていた 後から雷雲沸き起こり終わりに綿飴に変わっていた 何処へ行った口に虫が入って体内に卵を産んだ 腹をえぐられ 肋骨が剥き出しの銀の白い眼を私に睨んでぎらつかせた あの巨大魚 何処へ行ったふつうの仲良し鴨のつがい...