art chacrol and peam gllary
絵も詩も芸術の全てとして向かいます
2019.07
ビーグル『鉛筆デッサン』
心感デッサン
心感デッサン
2019.7.22いつもと変わらない風景 時として変幻するのは季節の餞別と歓迎のみ散りゆく儚い褪せた色彩もあれば 天に向かいし細かな生命が 湧いては溢れるヒトも我らの仲間なのだと 言わんばかりに虫柱を至る処に湧き立てる私は其所で季節の変幻を知るのだが、知らぬ間に細かな生命は 私の...
心感デッサン
心感デッサン
2019.7.22灰色から垂れる涙 其は時には黒い雫となりて生き物の肉体を蝕むものなり果てしない大地に透明な壁の名 トゲのフェンスの向こう側貴方には泣き叫ぶ声が聞こえますか今日辿った道のりに鳩がいます 『平和』の象徴と記した彼等は小さな木箱の網に入れられ 私を見ていました 地平に...
心感デッサン
心感デッサン
2019.7.22気まぐれ天の波打つもやもや たまに笑って沈黙したらおいおいベソをかく始末そのまま私の鏡に反射して 鬱の黒い塊 湧いてはご機嫌虫がうねうね むしゃむしゃ食い薄青い煙 霧に混じって浮遊 水はけの悪い一筋の道 泥水野良猫ふわぁと呑気にあくび時間は延びたり縮んだり ふや...
心感デッサン
心感デッサン
2019.7.18ムクゲの白い歓喜のラッパが 四方八方 詞を 天に其処らに放っている黒い雲海の隙間に眼を醒ました オレンジのまんまるはぼやけながら私の中心となった時には其を人工物の黒い破片が 目の隅から邪魔をしてサクッと真っ二つに割るのだ朗々とした気だるい怠惰な風 雫の軍団をまた...
人感デッサン
人感デッサン
2019.7.18山の向こうで火が燃え上がった 自然の神も無慈悲な惨事に眼を伏せ 沈黙を守るしかなかった骨が散乱し 犬はさ迷い歩き 虫の群れも塵となり母は我が子の為 皮の手を伸ばす涙枯れ果てた 黒い銃口を 抱えて愛する者の写真を胸に我が身を犠牲に隠れている空から降ってくる破裂音 ...