art chacrol and peam gllary
絵も詩も芸術の全てとして向かいます
2019.08
心感デッサン
2019.8.31ピーンと張った宵の矢 秒と云う壁が四方から迫る食べ物は体が泣いて 駄々をこねる始末 あれは13の夜 血文を書いた 押し潰される脳内 今夜中に 晴れて別世界に旅立つ予定だった違う蚊が異なる同血を飲むのに 幽霊が羨ましかった命乞いは羊の酒で洗う 君達の代わりに呪いの...
心感デッサン
心感デッサン
2019.8.11私と天の広大なパノラマの 測れる距離の隙間を夜風がサラリ撫でたので淡い優しい月光と 一対一で対話したのだ学者が割り出した数値を超えて淡黄色に向かって手を伸ばした其処には光が宿って 私の指先が半透明に変わった電線黒く 時折 話題をさえぎるけれど 何も見えず平和な ...
心感デッサン
心感デッサン
『私と云う心感』私と云ふ物質の存在は 心感の芯に同調する抽象天から地へとさ迷う 小さき大きな魂心の同一化誰しもが眼にするもの 其に色と音色と振動を複合する独りの呼吸する物体です彼岸と此岸の狭間に立つ 明滅し息吹き返す者なり永遠 此 悟りならば 地平と天が交わる一点の光魂の融合地点...
心感デッサン
心感デッサン
2019.8.8あの漆黒の果て無き白雲に オレンジの雷鳴 音も無く 隠れながらビカビカ空を彩り 放電し まるで花火の火薬の様だよ宇宙の色を我が物にして 明滅するその光の方角に 方位磁石を合わせ真っ直ぐに魂心だけ飛ばすさよならとこんにちはを 季節の目まぐるしい湿度に翻弄させ 夢見る...
心感デッサン
心感デッサン
2019.8.6心感 掻き集めるのに 必死だった それでも余りにも天から直撃弾を喰らったので空を掻く様に手応えは無かった 水掻きが在れば良かったのに幼子無邪気に水路に潜りて 気持ち良いと囁くのだ私も魚だったらなぁ 誰にも触れぬあの池の中暑さも知れぬ 悠々生息出来ただろうに蝉がお腹...
心感デッサン
心感デッサン
2019.8.4瞼が眼を潰すとまた現れる 無数の蛍の群れ暗黒にはびこる ぼやけた無数の淡い粒達現世はいよいよ暗く 苦い 心感は電波搭のよふに昼も夜も厭わずに 張り巡らされ 何かを呼んでいる何もない 探そうども 其処にあるのは 白熱灯 縦に 横に均等に並ぶのだ 求めるのは狭間 現世...