art chacrol and peam gllary
絵も詩も芸術の全てとして向かいます
2019.09
心感デッサン2019.9.26
2019.9.26心感の雨は ひしひしと 滴と成りて 白紙にポタポタ落ちる 其はもがいても 拭いきれない虚無あの帽子をくすぐる風達も空一面に這う消え行く白竜も 先々で目覚め 慌てふためく小さな虫のアーチも腕を伸ばせば すぐ其所にキラキラ輝き放ち 魂の離脱時に見た あの爽やかな夕暮...
心感デッサン
心感デッサン
2019.9.26季節は 三層を保つ風物です一篇 空 口笛が吸い込まれ溶けていく其は雷雲を隠した 透き通る 流るる微かな帯が漂う雲の果て二編 川 荒々しい姿を消しこんなに穏やかな 其は鏡 川辺に茂る緑のざわめきを 教えるよふに 其所に刻んで 眼にて語らん三篇 草 チクチクギザギザ...
心環デッサン
心環デッサン
2019.9.19天の雲間は色づいて 神々しく発白放つ中太陽は我が眼にて真円現すのに誰彼のまなこは曇り 其の真円すら目眩まし見えず只々 光の帯としか見えぬのだ鱗曇はあんなにも 楕円描いて深く青い海 泳ぐのに 涙は風に薄れ 其の雲と成る先程まで 荒い呼吸をし 何を怨むか嘆くのか手を...
心感デッサン 2019.9.18
心感デッサン 2019.9.18
2019.9.18じめったい薄暗い地下室から か細い 小さい ピアノの旋律の段幕 光もない 其所に幻の月光が射し生命の始まりと迷える魂の 戸惑うE単調の人生の告白其処から羽は生えるのか あなたが見える夕暮れの淡い空が あまりにも 優しすぎて 私の身も心でさえも 委ねて溶けてしまい...
心感デッサン
心感デッサン
2019.9.15枠にはめられた季節の移り模様 小さな硝子越しに教えてくれた ほら、2つの紅い実がなってる 貴女の目線と重なった翼を知らない人 羽が届かない人 意味があるようで無い涙をぽろぽろ溢す 悲痛な叫び声は期待を裏切り瞳の奥の純粋当たり前で初めて知るような 背中をさする事し...
心感デッサン
心感デッサン
2019.9.15呼吸は空のちらつく幻の彼方に 小さな私を陽炎にも変えてキラリ一粒にじんだ孤独は何処までも走り 視界をこすっては貴方を追っている指先に当たる生命の緑も そらぞらしい鉄格子の群れもひとつの道の上 汗も拭かずに駆け抜けて 似合わないマントをまとい振り返らずに届かぬ自分...