心感デッサン
心感デッサン
2021.4.7
by frogmorton
"此れ 毒 と 云うならば
更に 異なる 猛毒 喰らう"
真っ白な 澄み渡る
揺らぐ事 無い 湧き出す 曇 一杯の
侵されぬ 聖域
溜まり水 とは もう
別れなければ ならない…
誰もが 通る べちゃべちゃな
泥まみれの 雪 に 似た
同じ 足跡 上 へ
わたくしの 足をも
乗せる 日 が 来た…
口から 三日間
吐血 した 後
同体 なのに
見えぬ 内臓 を
冷たい 酷な 眼の奥 で
風穴を 空けようと いうのだ
"死" が 浮かび来る
無垢な 瞳 に
一喜一憂 する 桜 は
衰えた 足を 運ばせ
動じなく なりつつある
其の 心境 に 至るには
わたくしは まだ
早いのだろうか…
願懸け し続ける
本質は 正しかろうか…
あれほど 柔らかな
斜陽を 浴びて
清き 美しい 薄桃色 は
吹き溜まりに もはや 茶色く
此の "手" は
己を 殺め
また 優しく
救い に 捧げ
仕方ないのなら
『それで、いいのです』
従えし 魂
宿命 に 歩むなり
善 に 生き 永久に 眠らん
(ami marate ca'i)
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