心感デッサン

心感デッサン
2021.5.3
By frogmorton  

騒がしく 静かな 希望 に
 コツコツ 音 を 撒いて

沸き立つ 靄(もや)に 聳(そび)え 立つ
 霊峰 尚 白く 美しい

形 を 留めぬ 鱗達 は
 射光 を 浴びて キラキラ

"わたくしが
 何故 此の世に 産まれたか"

道端に 咲く 小さき 花が
 其処に 在る 訳 を

知るが 如くを 悟れ と
 究難 を 強いられる

腸 の 2/3 ほど
 吐露 しても

もて余す 手 を
 恨んでさえ

故に 視た もの とは
モノクローム 世界 の 奥義

語らぬ 静物 より
 溢れる悲壮 と 憎愛

『疲れ』 に 名を 借りた
  物足りなさ に 尽き

此程までに 自身 を
 『阿呆』 と 自覚 した 日  
 
    - 開眼 させた 世界 -

荒れ模様 の 多色 な
 雲 は こんなにも

刃 を 弾き 火花 散らし
 激しく 渦を 巻いて

其処から 生まれた
 吹き上げる 突風 は

わたくしの 心 を
 一心不乱 に 惹き付ける

黄泉 の 國 『真』 が
 あの 先 に 在るのだ

蜘蛛目 の 玲瓏 が
 一層 黒く 際立つのは

無限 天空 蒼 よ
 益々 開かれる 時

腐りかけた 我が 眼の玉を
 無垢な 子供 の 瞳 に 還す

"わたくしは
 善 を 尽くし

魂 の 永眠 を
 心 より 願う 者 成り"
  
      
        

0コメント

  • 1000 / 1000