心感デッサン
心感デッサン
2021.8.15
by frogmorton
"蝉 憂いなく 沈黙す
冷えゆく 真夏の 枝下雨"
玉砕 重ねし 灰白 層は
幾日 止むなかれ 冷雫を
胸中 涙 に 変えて
呼吸 するために 生かされ
辛い 辛い と
此の 嘆き 聞こえるか
清い 魂 に 邪悪 な ものが
頭を ぐしゃぐしゃ 掻きむしり
無下 底辺を 這い回る 己 の
悔しくて
寂しくて
悲しくて
情けなくて
ほんとう の わたくしは
今や 手 の 届かぬ 場所へ
往って しまった
毎朝 高みから
青き 霊峰 を 拝め
100年 湧水 に 目をやり
朱い 御神様 へと
一心不乱 願いを 託し
1日 七色光 目眩む 速さで
全 魂 の 救済
悪気 無き 怨み の 印
幾度も 茶色い 水 を 出し
暑き 季節に こうべを 垂れ
寒い 時期は 狼狽 すらなく
腹 を 見せる 夏 の 屍 に
そっと 心中 悲しげな
潤む 瞳 で 見守れば
最期 の 声 ぞ 空 を 舞う
目まぐるしい 地表では 其の 早さで
生命が 色彩さえも
散らばる程に 動いているのだ
天よ
穏やかなる 聖杯 の 空よ
いつになれば
此の身 砕け
ほんもの の 我 に 成れるのか…
雪解け 新緑 芽吹くように
天上は 変幻 無き ものならば
神様…
どうか
永遠の 誠魂 を 示し
永眠 神道へと
御導き 下さい…
"其処に、誠 が あるならば"
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